お仏壇らしさを残す
お知らせ・情報
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セミオーダーという選択
「今のお仏壇は大きくて、これからの暮らしには少し合わない」
「もう少しコンパクトにしたいけれど、すべて新しくしてしまうのは寂しい」
お仏壇のリメイクについてご相談をいただく中で、このようなお話を伺うことがあります。
長い年月、ご家族が手を合わせてきたお仏壇です。
これからの住まいや暮らしに合わせて小さくしたいという気持ちがある一方で、長く家族とともにあったお仏壇の面影も残しておきたい。
そんな想いにお応えする方法のひとつが、セミオーダーリメイクです。
〇決まった寸法の箱に、面影を組み込む
セミオーダーリメイクは、完成するお仏壇の寸法や基本となる形があらかじめ決まっています。
その決まった寸法の本体(箱)をベースに、今お使いのお仏壇から欄間や彫刻、蒔絵、無垢板などを選び、サイズに合わせて加工しながら組み込んで仕上げていきます。
完成する寸法や構造を一から設計するフルオーダーリメイクとは異なり、決められた箱を活かしながら、今のお仏壇の面影を受け継げることがセミオーダーリメイクの大きな特徴です。
ただし、決まった寸法の中へ組み込むため、今ある部材をすべてそのまま使用できるわけではありません。
だからこそ、私たちが大切にしているのが、
「このお仏壇の、どこを残すか」
ということです。
例えば、正面から見たときに印象的な欄間。
長い年月を経て味わいを増した木目。
職人の手仕事が感じられる彫刻や蒔絵。
そうした一部分を、決まった寸法の新しいお仏壇へ組み込むことで、以前のお仏壇の面影を感じられる仕上がりにすることができます。
形や大きさが変わっても、「ここは前のお仏壇の部分だね」と、ご家族に感じていただける。
それも、お仏壇をリメイクする意味のひとつではないかと思います。
〇「どこを残したらいいのか分からない」でも大丈夫です
ご相談の際、
「特に残したい場所までは決めていないのですが……」
とお話しくださる方もいらっしゃいます。
もちろん、それで構いません。
お仏壇の部材には、欄間や須弥壇、欄干など、それぞれに名称がありますが、そうした専門的なことを事前に知っていただく必要もありません。
まずは、
「今のお仏壇の雰囲気を残したい」
「昔から見てきたお仏壇だと分かるものを残したい」
そんなお気持ちを聞かせていただければ十分です。
実際のお仏壇を拝見しながら、決められた寸法の中でどの部分を活かせるかを考えていきます。
「この欄間なら、寸法に合わせて加工して使えそうです」
「この彫刻は、この位置に組み込めそうです」
「この部分は大きさの関係で難しいですが、こちらなら残すことができます」
といったように、お客様と一緒に残す部分を考えていきます。
〇「残す」と「変える」のちょうどいいところ
リメイクというと、「できるだけ多くの部材を残した方が良い」と思われるかもしれません。
けれど、私たちは必ずしもそうではないと考えています。
セミオーダーでは、お仏壇を置く場所やご本尊・お位牌の大きさなどを確認しながら、あらかじめ決められた寸法やタイプの中から適したものを選びます。
そのうえで、今のお仏壇の彫刻や意匠の中から、どの部分を残し、どこへ組み込むかを考えていきます。
自由に寸法や形を一から設計するのではなく、決まった本体を活かすのがセミオーダーリメイクです。
そのため、フルオーダーに比べて費用や製作期間を抑えながら、元のお仏壇らしさを残すことができます。
すべてを残すのでもなく、すべてを新しくするのでもない。
今までのお仏壇の良さを残しながら、決まった寸法の中でこれからの暮らしに合うかたちへ整えていく。
それが、セミオーダーリメイクならではの良さだと思います。
〇これまでのお仏壇から、これからのお仏壇へ
お仏壇には、ご家族それぞれの思い出があります。
毎朝ご先祖様に手を合わせていた姿や、お盆やお彼岸に家族が集まった記憶。
お仏壇そのものだけではなく、その前で過ごしてきた時間も受け継がれているのかもしれません。
だからこそ、姿を変えるときにも、すべてを新しくする必要はありません。
今あるものの中から大切な部分を選び、あらかじめ決められた新しいお仏壇の中へ組み込んで、これからの暮らしに合うかたちへ。
セミオーダーリメイクは、そんな**「決まった形をベースにしながら、今のお仏壇らしさを受け継ぐ」**選択肢です。
「小さくしたいけれど、どこを残したら良いか分からない」
そんな段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
お仏壇のお写真を拝見しながら、決まった寸法の中でどの部分を活かせるか、一緒に考えさせていただきます。
岩澤

