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40数回目の結婚記念日

日常

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3月25日は我が家の結婚記念日

気がつけば、3月25日は我が家の40数回目の結婚記念日。

「40数回目」と少しぼかしているのは、年齢を隠すため……
ではなく、私が一瞬考えないと出てこないからです。

危ない危ない。

結婚した当時、こんなに長い時間を一緒に歩むとは、正直そこまで具体的に想像していませんでした。

もっと波乱万丈で、もっと劇的で、もしかしたら途中で投げ出したくなる日もあるのでは、と。

実際どうだったか。

……ええ、十分すぎるほど波乱万丈でした。


山あり谷あり。
体感的には「谷あり谷あり、たまに山」くらい。

仕事が思うようにいかず落ち込んだ日。子育てに右往左往した日。

家計簿を前に無言になった夜。数え上げればきりがありません。

それでも不思議なことに、振り返ると笑って話せる。
それは間違いなく、どんな時も妻が隣にいてくれたからです。

私が強がっている時も、とっくにお見通し。

落ち込んでいる時も、余計なことは言わないけれど、ちゃんと温かいご飯が出てくる。

そのさりげなさに何度救われたことか。
正直に言えば、私は妻に足を向けて寝られません。

もっとも、実際には寝室の都合で、しょっちゅう向けている可能性はありますが。
気持ちの上では、ということです。

時には意見をぶつけ合い、短時間の冷戦状態になり、それでも翌朝には何事もなかったように「おはよう」と言える。

この小さな積み重ねが40数年。

これはもう立派な“継続の技術”です。


最近は将来の夢よりも、血圧や膝の話題が増えました。
若い頃は夜更かししても平気だったのに、今は21時を過ぎるとまぶたが閉店準備に入ります。

これもまた歴史。

派手さはなくても、安心して「ただいま」と言える場所がある。

それを一緒に守ってくれた妻に、心から感謝しています。
山も谷も越えてきました。

これからはできれば、なだらかな道を、転ばない程度のスピードで。

3月25日。
あらためて、ありがとう。
そしてこれからも、足を向けて寝ないように努力しますので、どうぞよろしく。

長い年月をともに重ねていくと、物にも場所にも、人それぞれの思い出が宿っていくものです。

それは、ただ古くなるのではなく、時間とともに意味を深めていくものなのだと思います。


だからこそ、これまで大切にしてきたものを、これからの暮らしに合う形へ整え直す「リメイク」にも、私は大きな価値を感じます。

思い出を手放すのではなく、これからも心のよりどころとして生かしていくこと。
それは、供養や祈りにも通じる、やさしい受け継ぎ方ではないでしょうか。

大切な時間を重ねたものに、これからの居場所をつくる。
そんな想いを、これからも丁寧に形にしていきたいと思います。

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