立葵が教えてくれる夏の訪れ
日常
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少しずつ咲き上がる花に、日々の変化を重ねて
毎朝の通勤途中、道沿いにたくさんの立葵が咲いている場所があります。
最初に見かけた頃は、まだ背丈も低く、葉が少しずつ伸び始めたばかりでした。それが日を追うごとにぐんぐん成長し、気がつけば自分の背丈を超えるほどの大きさになっていました。
6月中旬頃から花が咲き始め、7月に入った今では、だいぶ上の方まで花を咲かせています。朝の通勤時にその姿を見るたびに、「今年もこの季節が来たな」と感じます。
昔、立葵について「花が一番上まで咲く頃に梅雨が明ける」と聞いたことがあります。
立葵は、下の方から順番に花を咲かせていくため、花の咲き具合で季節の進み方を感じることができます。毎日通る道でも、少しずつ変化していることに気づくと、普段の景色が少し特別なものに感じられます。
昔の人は、こうした草花の変化を見ながら、雨の季節の終わりや夏の訪れを感じていたのかもしれません。
お仏壇もまた、日々の暮らしの中にあるものです。毎日手を合わせる場所、家族を思い出す場所、季節の移ろいを感じながらご先祖様に感謝を伝える場所でもあります。
立葵が少しずつ上へ向かって花を咲かせていくように、暮らしの中にある想いも、日々少しずつ受け継がれていくものなのだと思います。
これから本格的な夏を迎えます。
通勤途中に見かける立葵の花が一番上まで咲く頃には、会津の空にも夏らしい青空が広がっているかもしれません。
岩澤

