10月の花「菊」と、菊の紋
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古くから受け継がれてきた、菊の美しさと意味
10月に入り、秋らしい空気を感じる季節になりました。
秋の花と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
コスモスや紅葉など、さまざまなものがありますが、古くから日本人に親しまれてきた花のひとつが「菊」です。
実は菊は、私たちの身近なところで「紋」としても使われています。
●菊は「高貴な花」
菊は中国から日本へ伝わったとされ、平安時代には宮中でも親しまれていた花です。
長い年月をかけて品種が増え、現在ではさまざまな色や形の菊を見ることができます。
また、菊は長寿や高貴さの象徴としても考えられてきました。
そのため、菊を図案化した「菊紋」は、古くから格式のある紋として用いられてきました。
●実は身近なところにも
「菊の紋」と聞くと、特別なものというイメージがあるかもしれません。
しかし、菊をモチーフにした文様は、着物や器、建築など、日本のさまざまな伝統文化の中で見ることができます。
実は、私たちが普段使うパスポートの表紙にも菊の紋が描かれています。
日本のパスポートの表紙にあるのは、16枚の花びらを持つ「菊花紋章」です。
海外へ行くときに何気なく手にするパスポートですが、そこにも日本を象徴する花のひとつである菊が使われているのです。
また、仏壇や仏具の装飾にも、菊をはじめとした植物や花の文様が使われることがあります。
ただ美しく見せるためだけではなく、そこには昔から受け継がれてきた意味や願いが込められているのです。
●家紋から見える、家族の歴史
家紋は、家を表す印として長く受け継がれてきたもの。
普段はあまり意識することがなくても、実家の仏壇や墓石、着物などを見てみると、家紋が入っていることがあります。
「この紋は何の模様なんだろう?」
そんな小さな疑問から調べてみると、知らなかった家族の歴史や、日本の文化に触れるきっかけになるかもしれません。
10月は菊の季節。
今年の秋は、身近にある「菊」や「紋」に少し目を向けてみてはいかがでしょうか。
髙橋

