お仏壇リフォーム工房

あなたに合ったプランを診断!お仏壇リメイク診断

彼岸と此岸の意味とは?

お知らせ・情報

お知らせ・情報

秋分の日にご先祖さまを想う時間

日中の暑さが和らぎ、夕暮れに虫の声が響くようになると、「秋のお彼岸」がやってきます。秋分の日を中心とした7日間、この時期は日本人にとって特別な意味をもつ季節です。

「お彼岸」とは、仏教に由来する行事で、「彼岸」は“悟りの世界”や“あの世”を、「此岸(しがん)」は私たちが生きる“この世”を指します。秋分の日と春分の日は、昼と夜の長さが等しくなり、太陽が真東から昇り真西に沈むことから、彼岸(西)と此岸(東)が最も通じ合う時期と考えられてきました。

このとき、ご先祖さまのいる彼岸に想いが届きやすいとされており、仏壇に手を合わせたり、お墓参りをしたりする風習が根づいています。お供えには、おはぎや季節の果物、お花などが選ばれます。静かに手を合わせることで、今ここに自分が生きていることへの感謝をあらためて感じる方も多いのではないでしょうか。

また、お彼岸は単に供養のためだけではなく、自分自身の心を見つめ直す「修行の期間」ともされます。仏教では「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という6つの徳目を実践することで彼岸に至るとされ、その一つひとつに、日常生活を丁寧に生きるヒントが詰まっています。

この秋のお彼岸、ご先祖さまへの想いを胸に、仏壇の掃除やお手入れをしてみるのもよいかもしれません。静かな時間の中で、心を整え、日々の暮らしを見つめなおす――そんな機会として、お彼岸を過ごしてみてはいかがでしょうか。

岩澤

一覧へ戻る