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数え年と満年齢の違いとは?

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数え年と満年齢の違いとは?

「数え年」って『実年齢に1歳を足したもの』

――そんな話を耳にされたことはありませんか。

実は数え年の考え方はもう少し奥が深く、日本の生活や文化と深い関わりを持っていました。

数え年では、生まれた瞬間を「1歳」とします。
そして誕生日に年を重ねるのではなく、お正月を迎えるごとに全員が一斉に1歳年を取ります。

たとえば10月に生まれた赤ちゃんは、生まれた時点で1歳。
翌年1月1日を迎えると、まだ生後3か月でも2歳になる、という仕組みです。

昔の日本では「命が授かった瞬間から人の一生が始まる」という考えがありました。
また、みんなが同じ日に年を重ねる数え方は、暦や行事と深く結びつき、地域社会での年齢確認をシンプルにする利点もありました。

成人の儀式や厄年など、人生の節目も数え年に基づいていたのです。

一方で、現在一般的に使われているのは誕生日ごとに1歳を加える「満年齢」です。
そのため、誕生日の前後では、数え年と満年齢の差が1歳、場合によっては2歳になることもあります。

この違いがあるため、お正月や厄年の話題になると「今年は数えでいくつ?」と確認する場面が今も残っているのです。

現代では満年齢で年齢を数えるのが一般的になりましたが、数え年には「みんなが一斉に年を重ねる」という、日本らしい価値観や暮らしの知恵が込められています。

ご先祖さまの記録や昔の風習に触れるとき、ぜひ「数え年」という文化を思い出してみてください。

岩澤

  • 厄年は数え年で確認

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